工場・製造案内

製造工程

仕込み作業

■仕込み作業はきのこの菌を植え付ける培地を作る行程です。

原材料はオガ屑を主にフスマ、オカラ、コーンコブミールです。
含水率は65%に調整します。

原材料をミキサーで十分に攪拌し均一にしたものを培地詰め込み機で850ccビンに充填し、キャップを付けて自動積み機で重ね次の工程へと移ります。

殺菌行程から放冷、稙菌へ

仕込み作業の次は殺菌工程です。培地を充填したビンを殺菌釜内へ移動します。この工程は昇温、ならし炊き、殺菌、蒸らし、脱気の5つの工程区に分けられ約6時間かけて行います。培地を殺菌するとともにきのこの菌糸が伸長(成長)しやすい 培地へと変化をさせる意味もあり、非常に重要な工程です。殺菌された培地は稙菌適温にする為に冷却機のあるクリーンルーム(放冷室)へ移動し培地温度が20度以下に下がるのを待ちます。殺菌釜の運転から放冷終了まで約1日かかります。

稙菌(接種工程)

→クリーンルーム化された稙菌室にて稙菌機で行われます。

↓培地の栄養分を吸収しながら菌糸が張っていきます。

培養から熟成

種菌を稙菌したビンはすぐに温度、湿度、二酸化炭素濃度が管理された培養室へと運ばれます。

培養は日数ごとに初期培養~10日、中期培養~40日、後期培養(熟成)~90日の3つに区分し、成長過程ごとに適した管理が行われます。

芽だし

ゆっくりと時間をかけて熟成した培地の表面を機械でお椀型に削り乾燥を防ぐために散水します。(菌掻きと呼ばれます)

菌掻きが終わると芽だし室へ移動し、13℃以下に保たれた環境で12日間かけてきのことなる芽をつくります。

12日後の培地の表面には、ビン中の栄養分を糧に小さな芽(きのこ)が形成されます。この芽が成長することできのことなります。

矢印

矢印

育成

育成は芽だしで形成した小さなきのこを成長させる工程です。収穫作業を行いやすくするため小さい時にキャップをかけさらに12日間管理し収穫を待ちます。

収穫

12日間育成管理されたきのこは、仕込みから4ヵ月の工程を通り収穫適期となります。傘に傷がつかないよう一株ずつゆっくりと丁寧に収穫を行います。

パッケージ(包装)

パッケージから出荷まで一貫して安心安全で採りたての品質を維持するよう、温度管理や異物混入対策を徹底して行います。